今回の質問者は、社会人として働いている「Uさん」
結婚し、お子さまのいる「栄養士とは関係のない業界」で働く、男性の方から質問をいただきました!
「管理栄養士を目指したい!」という思いから、私のブログにたどり着き質問を送ってくれました。
それでは、今回は「Uさん」からの質問メールに回答していきます!
今回の「Uさんの悩み」は、
- 働きながら「栄養士」を取得したい
- 栄養士を取得後、「管理栄養士」を目指したい
- 栄養士を取得できる「夜間」学校はあるのか?
管理栄養士を目指したいが、
夜間で資格を取得できる場所はあるのか?
おすすめの学校はあるのか?
ってことですね!
「Uさん」以外にも、違う業種で働いているけど「栄養士」になりたい!と思っている社会人は意外に多いものです(゚∀゚)
しかし、社会人で働きながら栄養士取得するのは「厳しい道のり」です!
では、なぜ厳しいのか?詳しく見ていきましょう!
1.結論、働きながらの取得は難しい
私が考える、栄養士を取得できる「夜間施設」がない理由
- 実習・実験が多く、夜間だと難しいため
- 幅ひろい知識を教える、教職の人員確保が難しいため
- 夜間に通ってまで、栄養士になりたい!という需要が少ないため
栄養士を取得できる学校は昼間が多く、夜間で取得出来る場所はありません。
そのため、栄養士を取得したい場合は
- 仕事を辞めて、学校に通う
- 夜に働き、昼間は学校に通う
実際、社会人が上記の2つから選ぶのは大変ですよね…
なぜなら、栄養士になるにはお金がかかるのです…
- 学生生活中の生活費
- 入学費用
- 学費
かなりの額を貯金する!または、誰かに支援してもらえば栄養士になれる道も残っています。
また、2年制の栄養士学校は、授業が多いので働きながらは時間の確保が難しいです。
(1年制の間は、ほぼ高校生と同じような時間割りです。笑)
上記の理由で、残念ながら「家庭を持つ社会人」には、栄養士取得は厳しい選択になります。
それでは、今一度「Uさん」の質問内容を見てみましょう!
2.「Uさん」からの質問
Uと申します。
管理栄養士へのなり方についてご相談させてください。
私は東京在住で32歳、妻と2歳の息子がいます。
息子は生まれつき、重い心臓病を患っておりまして、食事管理などを2年間行ってきました。
昔から料理をすることや、美味しいものを食べることが大好きでしたので、息子の栄養管理をする事に楽しさを覚えました。
そして、母もまた管理栄養士でしたので、32歳、一念発起して管理栄養士を目指してみたいという夢ができました。
そこで、家庭を持つ社会人はどのようにして管理栄養士になれば良いか、また、私の年齢的にも厳しい事なのか、そのあたりをご相談したくメール致しました。
今のところ、昼間は働いて、夜間の2年制の学校に通い、栄養士の資格をとり、3年間の実務をやりながら、勉強をして管理栄養士をとろうと思っております。
ほかにおすすめの夜間の学校や、コースは、ここが良い!などがありましたら、教え頂けないでしょうか。
身近に相談できる人がおらず、ついメールしてしまいました。
どうぞ、よろしくお願い致します。
「ぜひ栄養士になってほしい!」と心から思いました!
では、私の回答を見ていきましょう!
3.管理栄養士からの回答!
【現在の仕事を続けながら「夜間」で栄養士を取得。その後、卒業して管理栄養士を目指したい。】という事ですね!
私の認識ですと、残念ながら「夜間」で栄養士の資格を取得できる学校は無かったと記憶しています。
理由は、厚生労働省の定める栄養士の規定に「実習」「実験」などが含まれているため、夜間だと難しい&夜間学校の需要が少ない?ためかと思います。
今回のご相談をいただきインターネットで調べてみましたが、「夜間」で栄養士が取得できる学校はとても少ない(ほぼ無い)ようです。
(私も全国の学校情報を知っているわけではないので、「夜間」で栄養士が取得できる学校が絶対ない!とは言い切れません!)
今回ご相談をいただき、私なりに調べてみた結果、
こちらのHPに「夜間」で栄養士が取得できる可能性を感じました。
▽ベスト進学ネット▽
https://www.best-shingaku.net/search/gk3sl12sm122s12201t25.html
ですので、今回の回答としましては、
【「夜間」で栄養士を取得できる、学校の探し方】をお伝えしたいと思います。
私が考えつく「夜間」学校の探し方は、
1.インターネットで探す
2.お住いの「保健所」「市役所」「その他大学関連の施設」に聞く
3.近くの栄養士過程のある大学、または短大・専門に聞く
上記の3点が現実的です。
2.3については「夜間で栄養士を取れる学校は無いか?」と直接電話するのが確実かと思います。
インターネットでは分からない情報も、「大学や保健所に電話」すれば得られる情報もあるかと思います。
また、電話することで「夜間学校に詳しい場所の連絡先などを教えてもらえる可能性」も高くなります。
まず、先程上げた3点で「夜間」で栄養士を取得できる学校を探してみて下さい!
ちなみに、私が通っていた短大では「30歳で栄養士になりたくて、貯金を貯めて、仕事を辞めて短大に通っている男性」が居ました。
30歳男性とは、学生時代仲が良かったのでよく話していましたが、なかなか大変だったようです。(ちなみに独身男性でした)
Uさんが「栄養士になった後」の進路をどのように考えているかは分かりかねますが、
栄養士の平均給料は「資格」のわりに安いです…。
▽栄養士の給料についてはこちらをお読みください
もちろん給料だけがすべてではなく、せっかく描いた「管理栄養士」への夢!
応援しています!
今回は、Uさんが求めている【おすすめの夜間の学校や、コースは、ここが良い!】といった情報はお伝え出来ませんでした。
大変申し訳ありません。
まずは、お住いの地域で「夜間」の学校を必死に探していきましょう!
夢に向かって頑張ってください!
4.「食に関わる」資格は栄養士以外にもある
うちの母は、学校給食の栄養士でして、公務員でしたので、そこそこのお給料があったんでしょうね。昭和の公務員でしたから。
今回のご返答、とても参考になりました。
これらのことをふまえて、奥さんに相談してみます!
結婚して、妻と子を養いながら「栄養士の学校」に行くのは、なかなかハードルが高いですよね。
そして、あの給料ですし…( ゚Д゚)
もちろん栄養士でも、公務員や研究職に就けばそれなりの年収になりますが、調理現場の給料は安いです(笑)
また、学校給食も委託化が進んでいるので、今では狭き門になりますね…。
せっかく見つけた夢なので、何かしら形になる事を願っています!
少しでもお役に立てるかと思い、栄養士以外にも通信でとれる「食の資格」をいくつかご紹介させていただきます!
▽食生活アドバイザー
https://prf.hn/click/camref:1100l4nBV/creativeref:1011l2154
▽食育実施プランナー
https://prf.hn/click/camref:1100l4nBV/creativeref:1011l2160
▽離乳食・幼児食コーディネーター
https://prf.hn/click/camref:1100l4nBV/creativeref:1101l32033
最近話題の、主婦ブロガー・主婦インスタグラマーなども「栄養士」ではなく、上記のような「通信でとれる資格」で活躍されている方も多いです!
ぜひ参考にしてみてください!
>>>ユーキャンの全講座一覧を見てみる(゚∀゚)
4.まとめ、栄養士の夜間学校
- 今の仕事を辞めて「学校」に通いたい!
- がんばって働きながら「学校」通いたい!
思ったときは!
まず、決定する前に考えて欲しいことがあります
- 栄養士取得後の未来(働き方)
- お金のこと
この2つを、しっかり考えてみましょう!
例えば、栄養士として「公務員」になりたい!場合
- 「公務員試験」が何歳まで受けられるか?
- 「公務員」といっても、どんな職種・給料・待遇か?
栄養士として「病院」で栄養指導をしたい!場合
- 「病院」に実際に就職できそうか?
- 「病院」の給料・待遇などを調べる
栄養士として「調理の仕事」がしたい!場合
- 「栄養士」ではなく、調理師・その他通信講座で取得できる資格で変えが効かないのか?
- 「栄養士」は本当に必要か?
最後に、とっても大切な質問
- なぜ栄養士になりたいのか?
- 栄養士として、どの様な活動をしていきたいのか?
この2つの質問に、ビシッ!と答えられる場合は、一歩踏み出してみるのもおすすめ!
今回質問をくれた「Uさん」ありがとうございました!
「Uさん」と同じように、働きながら栄養士の取得を目指したい!方に、この記事が届くことを願って!
また、質問をくれた「Uさん」に、輝く未来が訪れますように!
幸あれ―(∩´∀`)∩
管理栄養士のしばづけより
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